工場生産性向上DX

設備データ重畳 — 設備と人を同じ時間軸で見る

設備の運転状態・サイクルタイム・異常発生時刻・作業者の行動を1本の横軸に積みます。手待ちの原因が設備側か人側かを切り分け、異常時刻の前後を映像で確認するところまで繋げます。

サンプル工場(想定)第2ライン(精密部品組立) 日勤2026-06-02(火)  設備信号は PLC ロガー(1秒周期)、生産実績は MES のサイクル完了信号

設備の状況稼働率は run の時間をシフト全体で割った値。空転は電源が入っているのに加工していない時間で、人待ち・部材待ちを含みます。
設備
稼働率シフト全体のうち加工サイクルを回していた時間の割合。
53%

空転 1時間30分・異常 12分

サイクルタイム 標準比実績サイクルタイムの平均 ÷ 標準サイクルタイム。1.00 が標準どおり。

実績 139 秒/標準 132 秒

1.05

標準の範囲内

生産数サイクル完了信号の回数。不良はそのうち検査で判定外となった数。

不良 1 個(0.8%)

120
異常発生アラーム発報と品質不良の合計。時刻が映像と紐づいているため前後を確認できる。

09:10 NG・14:26 E-204

2
重畳タイムライン上から 異常時刻 → 設備状態 → サイクルタイム → 作業者の行動。縦に並べているので、同じ時刻を上下に辿れば原因の切り分けができます。
08:0009:0010:0011:0012:0013:0014:0015:0016:0017:00
異常時刻
×!
LINE-04 設備状態PLC ロガー
段取り
稼働
稼働
稼働
停止
停止
空転
稼働
稼働
稼働
稼働
サイクルタイム標準 132 秒
175s115s標準 132s
中村 洋平ライン長(巡回)
主作業
佐藤 美咲かしめ・圧入 専任
主作業
高橋 千尋サブアッシー組立 専任
段取り
主作業
主作業
主作業
手待ち
主作業
主作業
主作業
切り出す時刻14:30(上のタイムラインの黒い線をドラッグ、または矢印キーで動かせます)
稼働段取り空転停止異常|主作業段取り検査移動手待ち

14:30 時点の突き合わせ

設備状態
異常E-204 部材供給詰まり
この設備にいる人
中村 洋平(主作業)、高橋 千尋(手待ち)
直近のサイクル
150 秒(標準比 1.14 倍・+18 秒)

設備がアラーム発報中。人の待ちは設備復帰待ちであり、原因は設備側にある。

この時刻の映像を見る

時刻同期の状態

重畳が正しいかは、4系統の時刻がどれだけ揃っているかで決まります。ずれた系統は突合の前に補正します。

系統取込元オフセット状態
映像 (基準)起動時に NTP で時刻を合わせる。基準時計として扱う。THINKLET LT-01〜06 / NTP 同期0.0s同期済み
設備信号許容 ±3秒に収まっている。窓分類は30秒窓なので影響しない。PLC ロガー (1秒周期)+1.2s同期済み
生産実績MES 側が約4.5秒遅れる。サイクル境界の突合には補正が必要。MES サイクル完了信号-4.5sずれあり
異常ログ品質検査記録は日付までしか持たず、時刻が無い。手作業での紐づけが残る。アラーム履歴 / 品質検査記録時刻なし
全設備の横断比較空転(人待ち・部材待ち)が長い設備が、注目の工程(最も時間がかかっている工程)の候補です。標準比が 1.05 を超える設備は治具やチャッキングの点検対象です。
設備稼働率空転異常生産数不良標準比この時刻の状態
ハウジング切削LINE-0168%26分22721.00稼働
シャフト圧入LINE-0266%18分27031.00段取り/
保護カバー装着LINE-0350%0分25101.00停止
サブアッシー組立LINE-0453%1時間30分12分12011.05異常/
かしめ・圧入LINE-0570%24分20521.00稼働/
グリス塗布・封入LINE-0670%14分9分25820.99異常
トルク検査LINE-0774%26分43761.00稼働/
外観検査・梱包LINE-0870%0分49081.00稼働

表示データはすべて合成データによる検証結果です。実映像・実験室での検証結果ではありません。 設備信号・生産実績・異常ログは、フロアマップと同じシフト(08:0017:00)の時間軸に載せた合成データです。